上毛かるたで群馬県ガイド

り「理想の電化に電源群馬」

読み「りそうのでんかに でんげんぐんま」

世の中「原子力発電」の時代に何言ってんの?って感じですが、
これは水力発電のことですね。

主にダムで、水を落下させる時のエネルギーを使って発電させることを
「水力発電」と言います。

かるたができた時は、戦後すぐなので群馬が水力発電で「日本の電源」に
なりますように、との意味を込めて、作られたのでしょう。

現在では、火力>水力ですが、石炭など火力発電に必要な燃料が高騰している
という問題があります。

あながち水力もあなどれない時代になってきました。

ところで、原子力発電ですが、「はじめにやろう」と言ったのは、
高崎の政治家、中曽根康弘元首相です。(当時は科学技術庁長官になる直前)
というわけで皮肉にも、群馬的には矛盾した結果になってしまっています。

しかし、東日本震災以後、原子力発電が停止しており、この先の新エネルギーの
登場が待たれるところですが、群馬県では、新しい風力発電やバイオマス発電など、
その豊富な土地を使っての発電研究が盛んです。

そんなわけで、新しい時代の「電源群馬」になることは、県民だけでなく
日本中からも期待されています。