上毛かるたで群馬県ガイド

上毛かるたとは

「上毛かるた」ができたのは昭和22年(1947年)のことです。

「上毛」というのは群馬の古称で、「群馬かるた」ではないところが
なかなか洒落ているなあ、と個人的には思います。

戦後すぐ、旧制前橋中学出身の浦野匡彦氏により、郷土の歴史・文化を
子供たちに知ってもらいたい、という考えのもと、郷土史家をはじめとした
編纂委員会が作られ、地元紙である上毛新聞を通じネタを公募しました。

こうしてできたのが「上毛かるた」です。
非常に古い歴史があるんですね。

「あ」から順に(「いろは」順かもしれませんが)、群馬の人物・地理・文化が
網羅されており、とにかく丸暗記しただけで、群馬県を知ることができる
というものです。

ただ、もっと他にも入れるべき人やものがあるだろうに、というツッコミも
あるかと思いますが、

何せ、戦後すぐの話なので、GHQの校閲を受けることになりまして、
泣く泣くカットせざるを得なかった案件もあったようです。
(高山彦九郎や国定忠治だとか)

五十音全部で44枚あり、地理系が34枚+人物系が10枚(あくまでも私見)
となっており、うまくバランスが取れているなあ、と感心します。