上毛かるたで群馬県ガイド

あ「浅間のいたずら 鬼の押し出し」

読み「あさまのいたずら おにのおしだし」

記念すべき1枚目は、群馬県・長野県境の浅間山についてです。

浅間山は標高2,568mの活火山で、現在でも活発な火山活動により、
煙や灰を出しています。

その昔は、遠く離れた前橋市内にまで溶岩が流出し、堆積するほどの破壊力だった
そうです。

「鬼の押し出し」というのは、浅間北麓の嬬恋村にある天明噴火(1783年)の
時に流れ出た溶岩のことです。

鬼押出し園(プリンスホテル資本)と、鬼押出し浅間園(長野原町営)の2つの
公園があり、その凝固した溶岩を目の当たりにすることができます。
(ちなみに、両方ともそれほど面白い施設ではないです)

浅間、といえば群馬に根強く残る文化で、学校の運動会の時には「赤・白」に
分かれるのではなく、「浅間団・赤城団・榛名団・妙義団」(その他武尊など)
となり、山の名称でチーム対抗戦をするそうです。

なぜ運動会が「山」なのか、ルーツは知りませんが、風光明媚な群馬なだけに、
どこにいても、いずれかの山が見えるのは事実です。

それだけ身近だということでしょう。
無味乾燥な「赤組」「白組」よりも、地元を愛するいい文化ではないでしょうか。