上毛かるたで群馬県ガイド

い「伊香保温泉 日本の名湯」

読み「いかほおんせん にほんのめいとう」

ツムラの入浴剤のようなコピーっすね。

さて、渋川市、榛名山の麓にあります伊香保温泉は、その温泉街が整備されたのは
戦国時代にまでさかのぼり、石段街、露天風呂、水沢うどんなどで大変有名です。

しかし、近年、その名をとどろかせたのは、悲しいことに温泉偽装問題でしょうか。

湯量が少ない温泉では、小さな宿屋は温泉権をもらえず、(どこでも、非常にシビアで
面倒な問題だそうです)普通の水道を沸かしてなんとなく温泉っぽくしているという話は、
よそでも聞いたことがあります。

それはそれとして、今も昔も伊香保温泉が名湯であることは間違いありません。

一番上にある源泉横の露天風呂に行きますと、そのポテンシャルを十二分に楽しむことが
できます。

明治の文筆家、野口雨情・竹久夢二・徳富蘆花は、伊香保をこよなく愛し、その作品には
随所にこの土地がちりばめられています。

特に、温泉入口脇の「徳富蘆花記念館」では、蘆花の名作「不如帰」の世界、復元された
家屋などを見ることができます。
蘆花ファン垂涎。

東京方面からのアクセスも電車・車共に抜群の(これは群馬の観光地では非常に珍しい)
伊香保温泉、一度訪れる価値はありますよ。