ふ「分福茶釜の茂林寺」
読み「ぶんぶくちゃがまの もりんじ」
「分福茶釜」といえば昔話で有名ですね。
内容を覚えてますか?
- 罠にかかったタヌキを見つけた男が、タヌキを助ける
- その夜、そのタヌキが高価な茶釜に化けて出てくる
- 売る
- それを買った和尚が火にかけたら熱くてタヌキが元に戻る
- 綱渡り芸をする茶釜タヌキとしてリニューアル
- その興行で男儲かる
- よかったね
という恩返し系話です。
ぶっちゃけあまり面白くないですね。
とまあ、こんなタヌキ伝説が残るのがこの「茂林寺」です。
茂林寺は、東武伊勢崎線沿いの館林市内にあります。
一帯は茂林寺沼及び低地湿原といい、自然が残されており、現在でも本当に
野生のタヌキを見ることができます。
境内には22体のタヌキ像があり、そのモチーフとなった伝説の茶釜も
展示されています。
「タヌキで街おこし」というわけです。
また、近所には、現在は大学の野球場として使われていますが、その昔、
1936年に巨人軍が地獄のキャンプを行った「分福球場」があり、
その跡も野球通にとっては見どころの一つとなっています。
前述の通り、館林は人を呼べるアイテムが多く、花山公園をはじめとした
観光コースとして、茂林寺近辺も整備が進んでいるようです。
一度は訪れたい場所ですね!