上毛かるたで群馬県ガイド

ら「雷と空風 義理人情」

読み「らいとからっかぜ ぎりにんじょう」

群馬県は昔から大変に落「雷」の多い地域です。

今でこそ、温暖化など昨今の気候の急変化によって、落雷や竜巻が関東平野の
あちこちで起きていますが、むしろ、群馬県全体では減ったのではないか、
という声も聞くくらいです。

もう一つ、冬の「空っ風」も群馬の風物詩の一つです。

赤城山から吹き下ろす北風が行く手を阻みます。

特に、高校生の自転車通学はこの影響をモロに受け、漕いでいるのに
前に進まない、という不思議な現象が起きたりします。

このような、厳しい風土で育った群馬県人は、ちょっとやそっとのことでは
めげずに忍耐強く働き者で、ここまでもいくつかご紹介してきた養蚕や
織物業の振興に、女性が活躍してきました。

まさにいい意味での「かかあ天下」です。

じゃあ、男性はと言うとあんまり働かず、だいたいギャンブルに没頭します。
(「みんな」ではありませんよ)

群馬はパチンコや公営ギャンブルが大変盛んな地域として全国のギャンブル
クズから、一目置かれる存在でもあるのです。
(クズから一目置かれたくない)

このように、群馬の女性が、雷や空っ風にめげずに義理と人情を持って仕事に
励み一家を支える、そして、男性はクズ、というのがこの札の意味だと思います。
(え?ひどい?)