上毛かるたで群馬県ガイド

も「紅葉に映える妙義山」

読み「もみじにはえる みょうぎさん」

「妙義山」は、榛名・赤城と並び、長い間、群馬県民に愛されてきた山であります。

なんというか、あまり見たことのない形の山で、遠目に見ても、岩がむき出しで
登山とか無理無理、といった感じなのですが、群馬県民はさらっと学校の遠足で
登山したりします。
野性児全開ですね。

登山道はイージーモードでも鎖を伝っていかないと行けなかったり(聞いた話です)、
と思った通りに相当ハードなようです。

なお、このむき出しの岩を縦走するという剛の者も多くいるそうで、このような
愛好家にとっても、妙義制覇は大変に難しいと聞きます。

しかし、難しければ難しいほどチャレンジしたくなるのも人の性でありまして、
地図に登山道として載っていない最上級ディフィカルトモードの縦走路に至っては、
毎年、たくさんの犠牲者を出しています。

谷川岳が「魔の山」だと申し上げましたが、この妙義縦走の場合、握力だけで体を
持ち上げなくてはいけないなどの危険箇所が連続するなど、もうスペランカーも
びっくりの世界であります(スペランカー=ファミコンのゲーム、「すぐ死ぬ」の意)。
さながら「魔界の山」。

いや、本当に登山は、無茶はしないで行きましょう。