上毛かるたで群馬県ガイド

こ「心の燈台 内村鑑三」

読み「こころのとうだい うちむらかんぞう」

内村鑑三は、日本を代表するキリスト教伝道者で、自身も早くに洗礼を受け、
キリスト教徒となりました。

最初は教師となりましたが、不敬事件を起こすなどし、ほどなく著作活動に
専念することになります。

足尾鉱毒事件では反対運動に参加したり、「非戦論」を展開するなど、
多くの著述を残しました。

時代人の心に大きな影響を与え、後世にも多くのフォロワーを残した彼の名は、
日本国民の誰もが知るところとなっています。

と、いうことなのですが、群馬と何の関係が?
と、いう疑問が湧いてきます。

彼は江戸出身、足尾事件は栃木ですし、夏場の避暑はもっぱら軽井沢だったとのこと。

うーん、群馬とは何の関係もありません。

調べたところ、彼の「父が高崎藩士だった」ということで、上毛かるたに
ラインナップされた模様です。

あと、「内村鑑三」だったら「う」ではないのか?
と思わなくもないのですが、それはかるたのいいところ。

「心の燈台」で「こ」!と、何かうやむやな感じで煙に巻いています。

というわけで、功績は偉大ですが、内村鑑三本人は群馬と大して関係ないです、
ということを世間(群馬の人)に言いたいと思います。