上毛かるたで群馬県ガイド

ね「ねぎとこんにゃく 下仁田名産」

読み「ねぎとこんにゃく しもにためいさん」

国道254号線を、富岡から下仁田方面に抜けると、

ねぎ!こんにゃく!、こんにゃく!ねぎ!、こんにゃく!

と、あちこちに錚々たる幟がはためきます。

そして、ボスキャラのように「蒟蒻畑」でお馴染み、マンナンライフの工場が
どーんとそびえ立っています。

まさに、見まごうことなき「ねぎとこんにゃく」ワールドの下仁田町の風景
であります。

下仁田ネギは非常に肉厚で、冬に鍋などに入れると独特の甘みが口に広がり、
大変美味なことでよく知られています。

こんにゃくは、どっちかというと工業製品ですので、まあ、正直どこでも作ることが
できるのですが、原料であるこんにゃく芋の生産量は、下仁田町は全国有数であり、
「はるなくろ」「赤城大玉」など、芋の品種名に群馬の地名が冠されているほどです。

そのおかげで下仁田エリアは、こんにゃくの一大産地となってなっております。

あまり知られていないことですが、自民党には「こんにゃく対策議員連盟」
というのがあり、国内生産者保護のため、関税の調整をしています。

もちろん、群馬を代表する政治家である小渕恵三元総理も会長を務めていました。

しかし、ウルグアイ・ラウンドとかで「こんにゃく!こんにゃく!」と
言っているかと思うと、若干面白いですね。