上毛かるたで群馬県ガイド

む「昔を語る 多胡の古碑」

読み「むかしをかたる たごのこひ」

知らない人からは、いったい何の碑だよ、とツッコミを受けること受け合いの
札でありますが、「多胡の古碑」とは高崎市(旧吉井町)にある国の特別史跡に
指定されるほどの古碑です。

作られたのはなんと8世紀!
ということで、日本史的に言えば奈良時代、

平城京にも飽きたから平安京でも作ろっかなーとか、そんな時代です。
凄すぎですね。

その碑に何が書いてあるかと言いますと、だいたい「新しい郡作ったからよろしくな」
的な感じです。テキトーですいません。

普通の人はあんまり興味がないかと思いますが、学者やその道に長けた著名人の間では、
多胡碑は超有名だそうで、福田康夫元総理、ノーベル賞受賞者である湯川秀樹氏、
果ては皇太子徳仁親王もいらっしゃってます。

まじですか!

書道史的にも大変価値がお高いようで、中国の書家にも価値が認められており、
なんか著名な辞典の時の手本にされているみたいです。

なんともアメイジングであります。

吉井の公園にぽつねんと建っている多胡碑記念館。

しかし、その内容はこのように凄まじいポテンシャルであることを知る人は
少ないでしょう。