え「縁起だるまの少林山」
読み「えんぎだるまのしょうりんざん」
高崎名物の「だるま」です。
高崎駅前のだるま壁画や、だるま弁当など、だるまは市民の象徴となっています。
そんな「だるま」と言えば、高崎市にある「少林山達磨寺」が有名です。
年始はだるま市で賑わいます。
達磨寺は禅宗のお寺で、門を入ると、
- 創建当時からの姿を伝える観音堂
- 達磨大師を祀る霊符堂
- だるまをコレクションしている達磨堂
などがある、由緒正しい山寺です。
さて、そんなだるまですが、この少林山近くの高崎市でも郊外に当たる豊岡・八幡地区を
中心に約50店舗が、年間約90万個を生産しています。
群馬の乾いた空気と強い風は、だるま作りに非常に適した風土と言えましょう。
群馬は古来から養蚕の盛んな地域で、かいこが古い殻を割って出てくることを
「起きる」と言うそうです。
その言葉に掛けて、農家は七転び八起きのだるまを守り神として家で祀ってきました。
それが今に至っているわけですね。
だるまは高崎のみならず、群馬全域の店舗・家庭などで非常によく目にしますが、
他の地域ではあまりないことです。
このように全国的にも珍しい「だるま文化」。
将来にわたって大事にしていきたいものです。