上毛かるたで群馬県ガイド

き「桐生は日本の機どころ」

読み「きりゅうはにほんのはたどころ」

明治の頃から戦後しばらくまで、県内では、非常に盛んに製糸業が営まれた関係で
上毛かるたには、製糸関係の札が5枚もあります。

全部で44枚なので、「糸札」率は10%を超えます。

県内では、最盛期(昭和33年)には84,000戸を数えた養蚕農家数も、
平成17年の群馬県統計年報によると今や、たったの650戸となってしまいました。

というわけで、かつてその中心地であった「桐生は日本の機どころ”だった”」が
正しい表現です。

そんな桐生市の現状を少しご紹介しましょう。

地図を見ると、全国で例を見ない「変な形」の都市になってしまいました。
真ん中にみどり市ができたため、飛び地というか、2つに分かれた不思議な形状です。

また、鉄道4社が乗り入れており、これは北関東では唯一の都市となっています。

ただ、JR以外は東武の支線・わたらせ渓谷鉄道・上毛電鉄と、特に未来に向かって
なにも起きなさそうなところがポイントです。

桐生市は過去に「機どころ」として栄えたことはよいのですが、未来に向かっては、
色々とやらなくてはいけないことが山積している都市であることは間違いないと
思います。