上毛かるたで群馬県ガイド

れ「歴史に名高い 新田義貞」

読み「れきしになだかい にったよしさだ」

「新田義貞」といえば、鎌倉幕府を滅亡に追い込んで、後醍醐天皇を立てて、
足利尊氏と建武の新政を行ったことで有名ですが、この人は歴とした群馬県
出身の人です。

その名も「新田郡新田町」(現太田市)として、地名に残っており、
他のかるたに出てくる偉人とは一線を画しています。

新田荘での挙兵では、関東一円をまとめあげ、鎌倉への進撃を進めた、
まさに群馬の雄であります。

この義貞のホームグラウンド、「新田町」の話を少しさせていただくと、
日光例幣使街道が通る、のどかな街で、古くはここに「木崎宿」があり、
栄えていました。

木崎宿というと、「そろいの支度で八木節音頭」の八木節発祥の地としても
知られています。

伊勢崎境の桶職人が作ったものだとご紹介しましたが、彼はこの木崎宿に
出入りしており、ここで聞いた節回しが八木節になったと言われています。

また、最近ですと、新田町で思い出されるのが、プロ野球の北海道日本ハム
ファイターズに所属するハンカチ王子こと斎藤佑樹投手の出身地ということです。

故障が続き、今のところ思う結果を出せていませんが、ぜひ「歴史に名高い」
投手になってもらいたいと思います。