上毛かるたで群馬県ガイド

る「ループで名高い清水トンネル」

読み「るーぷでなだかい しみずとんねる」

鉄道オタクが泣いて喜ぶ「ループトンネル」の「清水トンネル」とは、
上越線の新潟県境にあるJRの

  • 清水トンネル
  • 新清水トンネル
  • 大清水トンネル(新幹線)

の3つのことです。

いずれも谷川岳の下を行く日本屈指の大トンネルです。

国境の長いトンネルを抜けると雪国であったという、若干出オチっぽい
川端康成の「雪国」でもおなじみです。
長いトンネル=「清水トンネル」です。

ループとは、標高差がある時に、そのこう配を緩和させるために、ぐるっとヘ
アピンカーブの要領で電車を回るように走らせることです。

車で言うと、立体駐車場に入る時にぐるぐる回る、まさにあれが「ループ」です。

清水トンネルの場合、トンネル内でループさせて、こう配差を稼いでいる
というわけです。

この地域の古い鉄道オタクの人に話を聞くと、

「清水トンネルは蒸気機関車を走らせなかった」

とのことで、

「なぜだろう?ループと関係あるのかな?」

と思って調べたところ、単に、長いトンネルだから煙で機関士が窒息して
しまうから、とのこと。

そのようなわけでトンネル開設以来、電気機関車もしくは電車がトンネルを
走行しています。