上毛かるたで群馬県ガイド

ぬ「沼田城下の塩原太助」

読み「ぬまたじょうかの しおばらたすけ」

また、マイナーな偉人来た。
「塩原太助」って…だれ?

塩原太助のやったこと

  • 木炭の粉に海藻を混ぜて固めた炭団を発明
  • 私財を投じて故郷の発展に貢献

だそうです。

地味。
地味すぎる…。

「炭団」ってご存知でしょうか?

炭の粉末を団子のようにした真っ黒な球で、外見は豆炭そっくりの、
いわゆる「成形木炭」のことです。

太助はつなぎに海藻を使って、よりポテンシャルを高めたというわけですね。

石油ストーブが普及するまでは、この炭団が一般家庭で日常的に使われ、
特に山林地域では炭団工場が地場産業として重要な役割を担っていたそうです。

話が古すぎて今一つピンと来ませんけども。

このあたりが、戦後すぐに作られた「上毛かるた」ならではの趣きではあります。

さて、「沼田城下の」と言ってますが、塩原太助の出身地は新治村
(現みなかみ町)です。

彼は、故郷を出た後、江戸の炭屋に奉公に出て、その後、故郷に戻り公益事業に
財を投じたということで、特に沼田は関係ありません。

「ぬ」札に困ったので、「沼田」のあたりの有名人ってことでノミネートされたのか、
うーん、そのあたりは謎ですね。