に「日本で最初の富岡製糸」
読み「にほんでさいしょの とみおかせいし」
富岡製糸場!
新しく世界遺産登録されました!
と喜んでばかりもいられません。
群馬県ではこの世界遺産「富岡製糸」を観光の核として、いま急速に
ハード・ソフト面の整備を整えています。
それより、なんで富岡製糸が世界遺産に?
と、お思いの方も多いでしょう。
富岡製糸場は1872年にフランスの技術をもとに設立された官営工場で、
当時世界最大規模を誇っていました。
また、導入された器械は最新鋭で、のちに作られる製糸工場の基礎となるものでした。
空襲の被害を受けることもなく、開業当初からのレンガ造りの建造物は、
今にその姿を伝えています。
というわけで、その他の養蚕施設と含めて(いわゆる構成資産)、
めでたく世界遺産として登録されたというわけです。
群馬県は、客観的にみても「魅力PRの下手な県」だと思います。
草津温泉など一部を除いては、まだまだ観光入込客数はそれほど多くありません。
今回は、これだけ歴史的価値のある施設がクローズアップされたのですから、
群馬にとっても一世一代のチャンスだと思います。
県は全精力を傾けて、この世界遺産群を核とした観光産業のさらなる発展に
取り組んでいくべきでしょう。